活動報告

2022/03/04

2月市会 予算特別委員会(3月3日、4日)

京都市会では、来年度の予算を審議する2月市会が開会中です。予算特別委員会では第2分科会(都市計画局・建設局・保健福祉局・子ども若者はぐくみ局・教育委員会)に所属し、各局の予算審議を連日行っています。都市計画局と建設局に対して、以下の質疑を行いました。

【都市計画局】

○京都カード・京都ポイントについて

※庁内ワーキンググループでの検討を踏まえ、来年度も更なる具体化の検討を進めるよう求めました。

○地域と連携をした市営住宅の利活用について

※龍谷大学大学生が田中宮市営住宅に実際に居住し、自治会活動に参加しながら、住民と共に地域課題に取り組み、地域コミュニティの活性化を図る全国初の取組でもらる3L APARTMENT@田中宮。来年度は洛西ニュータウンでも、大学生の入居が実施されます。地域と連携をした市営住宅の更なる利活用の推進を求めました。

【建設局】

○下鴨大津線(山中超)の災害復旧・災害防除について※昨年8月豪雨により白川に護岸が損傷し、全面通行止となったが、左京土木事務所のご尽力により、早期に片側通行が実現。3月2日には工事完了した事に、地元議員として感謝をお伝えしました。災害発生を未然に防ぐために災害防除事業は重要であり、効果的・効率的な対応を進める事を求めました。

○除雪について※今年のように積雪の多い年は、凍結防止剤の散布及び除雪作業が重要となる。来年度も冬季の円滑な道路通行を確保する為の予算について、質疑を行い、今年度と概ね同額の約1.9億円を計上しているとの答弁を頂きました。左京区のように鉄道がない山間部は冬季の道路通行確保は非常に重要であり、来年度も市民の皆様の安心安全を全力で守って頂くよう求めました。

○雨庭整備について

※今年度は、東山二条交差点(左京区)北野白梅町交差点(北区)で2箇所整備。来年度は、東大路仁王門交差点(左京区)、九条大石橋交差点(南区)で、2箇所整備予定。左京区では、2箇所整備が進み、地元議員として感謝をお伝えしました。雨庭はグリーンインフラの一つとして注目されているが、市民の皆様には効果等がしっかりと伝わっていない為、周知啓発の強化を求めました。

工事期間中の雨庭説明看板とリーフレットボックスの設置やHPのリニューアル、分庁舎でのパネル展の実施など、ご尽力を頂きました。

3月15日にはKBS京都「NEWSフェイス」で情報発信が行われます。皆様、ぜひご覧になって下さい。

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※写真は、3L APARTMENT@田中宮の定例会に参加をさせて頂いた時のものです。大学生の入居による団地活性化事業は、他都市でも事例がありますが、多くが行政と大学の二者協定であり、公営住宅への学生入居に大学が協力するもの。本事業は、行政・大学・自治会の三者が経常的な会議体「運営協議会」を設置し、事業の課題や成果について情報共有しながら持続可能な住民自治を模索する所に大きな特徴があります。入居する学生は、年配の団地住民と共に自治会活動を行う事で、机上では得られない実学的な経験を積み重ねることができ、こうした学生の中から、地域課題を率先して解決する次世代のリーダーを輩出する事も狙いとしている素晴らしい事業です。

「自分たちの住む街を、自分たちでよりよくしたい。」

大学生の皆様の情熱に感動し、この事業の素晴らしさを改めて体感しました。

京都市会議員 豊田恵美