活動報告

2022/03/07

濃厚接触者宿泊施設斡旋事業

予算特別委員会、局別質疑3日目。

本日は保険福祉局に対して「濃厚接触者宿泊施設斡旋事業」についての質疑を行いました。

京都市では、令和3年2月4日から濃厚接触者等への宿泊施設利用補助事業が始まっています。長期化するコロナ禍の中、感染拡大による自宅療養者は急増し、濃厚接触者も必然に増加しているのが現状です。感染経路の半分以上が家庭内感染であり、その中でも子どもの感染の9割以上は家庭内感染です。感染者を減らす為には、家庭内感染を抑制する事が最重要課題であるという観点から、「濃厚接触者が泊まることのできる宿泊施設」の提供を強く要望し、京都府との連携の中で実現をして頂いた政策です。宿泊施設の多い京都の強みを活かした全国初の取組であり、ご尽力を頂いている全ての皆様に、改めて心から感謝御礼申し上げます。

①スタートして1年になるが、この間の利用実績

②運営をしてきた中で抽出された課題

③この事業の認知度は、どれくらいだとお考えか?

④感染者と濃厚接触者が増加する中でも、この斡旋事業を知らない方が多く、更なる周知徹底が必要。現在斡旋されているのは、1泊3500円の価格帯のホテルがほとんどで、2000円の補助金を活用すれば、1泊1500円での宿泊が可能となる。1人でも多くの市民の方に、濃厚接触者宿泊施設斡旋事業を知って頂けるよう、更なる周知に取り組んで頂きたいが、見解は?

⑤東京都では、2月21日から、高齢者の家庭での感染を防ぐため、高齢者が同居家族から一定期間離れて都内で宿泊施設に滞在することに、1泊につき5000円を補助する事業が実施されている。陽性者、濃厚接触者以外であっても、家庭内感染を未然に防ぐ取組として、宿泊施設の活用は非常に有効であると考える。本市の厳しい財政状況の中、濃厚接触者以外にも補助対象を広げることは厳しいが、2000円の補助金がなくても1泊3500円で宿泊できるホテルが京都市には沢山あるという事を市民の皆様に知って頂き、家族との隔離の選択肢として、「宿泊施設利用」を促進するのは、感染者を減らす取組として有効。産業観光局との連携も必要であるが、保険福祉局としての見解は?この政策が、今後も1人でも多くの市民の皆様の救済に繋がる事を心から願っています。

※写真は、実際に斡旋されている1泊3500円のホテルです。

京都市会議員 豊田恵美