2021/10/06
決算特別委員会局別質疑(保健福祉局)
決算特別委員会、局別質疑が始まりました。保健福祉局に対して、地域再犯防止推進モデル事業、乳がん対策について質疑を行いました。
質疑の詳細は以下です。
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【地域再犯防止推進モデル事業】
平成30年6月に,地方再犯防止推進計画の策定を含む本市の事業計画が国の「地域再犯防止推進モデル事業」に採択された。本市では,生きづらさを抱える若年女性を支援している「京都わかくさねっと(旧:若草プロジェクト in KYOTO)」が活動していることに加え、全国的にも珍しい女性専用の更生保護施設が存在するなど、女性に特化した再犯防止の推進に取り組む素地を有していることから、こうした特色を活かし、女性の支援を中心としたモデル事業の取組を行っている。(事業期間は平成30年度~令和2年度の3年間)
①令和2年度の事業実施を含めた、3年間の総括
②矯正施設のヒアリング調査を行い、犯罪・非行者の特徴,抱える課題、必要とされる支援等の情報を収集。本市が考えられている主な課題は何か?
③京都府との連携について今年度からスタートしたインクルーシブケアシステムの更なる活用を求めたいが、見解はいかがか?
④保護司会をはじめとする各種団体との連携について保護司の皆様が、行政等に求めたい施策・取組としては、 「対象者に対する支援ネットワーク(病院,学校,福祉施設などの機関や民間団体で構成)を作る」、「対象者への就労情報の提供」が多い。現在の状況と今後の具体的検討はいかがか?
⑤令和3年3月に京都市再犯防止推進計画を策定今後の具体的取組について支援を必要する人を適切な支援先に『つなぐ』とともに,出所者等が困った場合にいつでも支援機関に『つながる』ことができるようにする取り組みが求められている。コロナ禍で孤立・孤独は更に深刻化をし、更に必要性が高まっている。今後の再犯防止と更生保護についての決意。
【乳がん対策】
①30歳代女性を対象として、本市の独自施策として実施しているエコー検査による乳がん検診については、国が定めるがん検診の指針どおりに改め、検診の効果を勘案し、令和2年度から廃止。廃止決定された理由について。
②マンモグラフィ検査では、乳腺実質は白く描出され、高濃度乳房の方ほど、その白さは強い傾向。一方、乳腺腫瘤は白く映るため、背景の白さの程度により、本来発見しなければいけない腫瘤が隠れてしまう可能性が高い。検査精度を高める為に、エコー検査とマンモグラフィーの並行検査が有効であると提言を行ってきたが、マンモグラフィーのみの検診となった。本市の見解はいかがか?
③マンモグラフィ検診を受診された方で高濃度乳房(デンスブレスト)にあたる方には、結果と共にお伝えし、次回検診ではマンモグラフィ検査とエコー検査の併用をお勧めする事が理想であるが、受診者に対してデンスブレストの告知はされるのか?
④乳がんは、より若年での発見治療が有効であるが、40代以上のみとなった。20代、30代の検査強化・啓発活動を今後、どのように進めていくのか?⑤30歳代の女性の方につきましては、ブレスト・アウェアネスと言われる乳がんの早期発見・診断・治療につながる女性にとって非常に重要な生活習慣を実践いただくよう周知をしていくとの事であるが、具体的にどのように進めていくのか?