活動報告

2020/09/24

予算特別委員会 第3分科会

本日、予算特別委員会が開会されました。第3分科会、1番目の質問者として登壇させて頂きました。(お心遣いを頂いた会派の先生方に、心から感謝御礼申し上げます。)産業観光局の補正予算について、以下の2点を質問させて頂きました。

●今回の補正予算全般について

●京都駅前音楽噴水について

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質問の詳細は以下です。

●今回の補正予算全般について

①先般、新政権が発足。新総理も「今、取り組むべき最優先の課題は新型コロナウイルス対策」と述べている。京都市でも4月、5月、7月と補正予算による対策をし、9月市会では第5弾となる補正予算が提案された。まずは、今回の補正予算の考え方について、改めて説明を求める。

(答弁)

・経済や人の動きはやや上向き感が見られるが、観光、飲食業をはじめ依然として厳しい状況。このような状況を踏まえ、融資制度預託金について増額をお願いし、中小企業等の資金繰り支援に万全を期す事とした。

・雇用情勢も悪化が見られる事から、7月補正で創設した「中小企業等担い手確保・育成支援事業」を府市協調して拡充実施すべく補正予算を計上。国による雇用調整助成金の特例措置延長とも併せ、引き続き雇用支援に取り組む。

・コロナの影響からの回復にはなお期間を要すると見込まれる中、これまでに御議決を得て講じてきた施策もできる限り行き渡らせたい。このため、5月及び7月の補正予算の支援策でニーズの高かったものについて、財源を確保し、満額交付を行うことで消費・需要回復の下支えを図りたい。こうした考えの下で、補正予算を計上。

②現在の経済状況を踏まえ、資金繰り、雇用、下支え支援として、補正予算案を提案した事は理解ができた。経済の状況としては、観光、飲食業をはじめ依然として厳しい状況。観光や飲食業の回復には感染予防を徹底することも重要となるが、こうした分野への支援はどのように考えているか?

(答弁)

・消費・需要回復への下支え支援としては、補正予算による対応のみではなく、既定予算による対応も並行して講じる事としている。

・特に、早期からコロナの影響を受けている観光、飲食業においては、緊急事態宣言の解除後、一時持ち直しの兆しが見られたが、足下では落ち込みも見られる。国の消費喚起策であるGO TOキャンペーンと連動し、その効果を取り込めるよう、補正予算などの既定予算を活用し、情報発信やコンテンツ開発を進めていく事で、観光、飲食事業者などへの支援につなげ、関連産業へも波及させたい。

・そのためには、安全安心の確保が重要と認識。新型コロナ対策徹底月間の取組、感染症対策等サポートナビを活用した衛生対策への助言や設備改修等の支援とともに、市民・旅行者の行動変容の定着にも引き続き取り組む。

③市民生活を成り立たせていくためには、感染予防と社会経済活動の両立が重要。GOTOトラベルと合わせて、GOTOイートもスタートする中、引き続き市民の皆様の行動変容を見守りつつ、支援策を前へと進めて頂くよう要望。

●京都駅前音楽噴水について

①音楽噴水は10年前に京都市が寄付を受け、その後、運営経費支出に関する予算が提案されたが、毎年必要となる運営経費の公費負担が問題となり、翌年度以降は京都市が負担しない形での運営とするよう付帯決議が付いた。この10年の運営の状況と音楽噴水の果たしてきた役割について伺いたい。

②今回、寄付を頂き予算の提案に至ったのは、どのような経緯か?

③運営経費を見直したとの事であるが、これまでの運営の内容と今後の運営についてどのように考えているか?

④今後の運営継続の見通しはどうか?

⑤10年前の付帯決議の趣旨を踏まえ、寄付以外の公費を支出することなく運営できるという認識でよいか?

⑥これまでの運営を総括すると共に、今後の決意を伺いたい。

⑦3200万円は、京都市にとっても大変大きな寄付。これまでの10年ではなく、新しい10年を模索して欲しい。寄付者の温かい想いを無駄にすることなく、音楽噴水の更なる魅力向上に向けて、京都市一丸となり取り組んで頂くよう強く要望。