活動報告

2019/05/24

西田昌司参議院議員 国政報告会

西田昌司先生の国政報告会に出席させて頂きました。アメリカ政界で大論争中の MMT (Modern Monetary Theory、現代金融論)について、西田先生から直接学ばせて頂ける貴重な機会でした。MMTでは不換貨幣を通貨単位として用いることによる過程と結果とを特に分析した理論で、「これまでの常識を覆すような理論」と評されています。アベノミクス効果で、企業の業績は確実に改善し、景気は戦後最長の拡大期間を更新していると言われていますが、国民にはその実感がありません。その原因は、企業の業績拡大に比して勤労者の所得が増加していないという、まさに労働分配率の低下にあります。国債発行をしても財政破綻のリスクはなく、あらゆる危機から国民を守る為に、十分に予算をつけるべき。それが国民に将来の希望と安心を与え、消費や投資が増え、結果的に日本全体が豊かになる。MMTのゴールは財政への見方を変えることであり、日本のこの20年の実績がMMT理論の正しさを証明しているように思いました。
京都市会議員 豊田 恵美