2020/08/07
産業交通水道委員会(8月7日)
本日、産業交通水道委員会が開会されました。
各局に対して、以下の質問を行いました
。●産業観光局「中小企業等IT利活用支援事業」について
●交通局帰省シーズンに向けた感染症対策の強化について→エレベーター内での感染防止啓発の必要性を指摘したところ、委員会終了後すぐに啓発ポスターを作成。ただちに全てのエレベーターに掲示する事を決定頂きました。お盆期間中、地下鉄駅のエレベーター内のボタン等の消毒頻度を従来の1回から2回に変更し、感染防止の強化を図る事も決定。
●上下水道局「雨に強いまちづくり」について
………………………………………………………………
自民党から以下の質疑も行いました。
↓
●地元応援!京都で食べよう,泊まろうキャンペーンの現状について(産業観光局/田中明秀議員)
●市バス運転士が運転しながら業務用携帯電話を使用した事案について(交通局/中村三之助議員)
………………………………………………………………
(質問の詳細は以下です。)
↓
●産業観光局「中小企業等IT利活用支援事業」について
①ウィズコロナ社会下で ITを利活用して新たなビジネス展開に挑戦する企業を応援する支援事業が、7月27日から申請スタート。229件の申請があり、7月31日(5日目)には受付停止。各日、何件の応募があったか
②ただでさえ12日という短い申請期間。申請準備を整えた頃には受付停止。12日間の申請期間を設けたのにも関わらず、わずか5日で受付停止になった事に対しての、見解はいかがか?③先般の観光事業者等緊急支援補助金も、申請スタートと同時に、予算額を満たすとのことで受付停止。予算を組むにあたり、申請見込み数はどのように試算されているのか?
④補助率 3/4以内 補助上限額 200万円 229件の申請者には満額が支給されるのか?
⑤補正予算で満額支給が実現した支援金もいくつかある。満額支給の方針はいかがか?
⑥申請開始前に準備をされ、早く申請をされた方のみが支援を受けられるという状況。「情報力の格差」、「不公平感」が少なからず露呈。この事業に関わらず、上限を設けた支援策に関してはほぼ同じ状況が発生。情報の事前周知等についての見解はいかがか?
⑦コロナ渦の中で企業のIT化が課題となり、問題意識を持たれている方が増加。上限と補助率を低く設定し、沢山の方に幅広く活用頂ける支援設計も検討できたのではないか?今後、新しい支援策を考える際、これまで浮き彫りになった課題を克服し、より市民の皆様にとって有効な支援に繋げていくかが重要。局としての見解はいかがか?
●交通局帰省シーズンに向けた感染症対策の強化について
①2019年度の決算概要が発表。コロナ渦の中で回復の見込みが立たない大変厳しい状況であり、「全国一厳しい経営状況」であると表現をされてる。市長は「経費削減に全力を挙げると同時に市民の足を守るため、国にしっかりと要望をしていかなければならない」と述べているが、局としての総括はいかがか?
②帰省をしていいのか、いけないのか。世間では、帰省のあり方をめぐる混乱を解消できていない中、来週にはいよいよお盆休みを迎える。現在、市バス・地下鉄ではマスクの着用を呼びかけているが、気温があがるにつれ、マスクの着用率も必然的に低下。都道府県をまたぐ移動が活発になる帰省シーズン前に、乗車マナーの再啓発が必要かと思うが、見解はいかがか?
③ 市民の皆様から、車内でもマスク着用をされていない方が増え、乗車が心配だというお声をよく頂くようになった。マスク着用に加え、車内での会話を控えて頂く事も必要。市バスであれば、運転士の車内でのアナウンス、地下鉄であれば有人改札口での声掛け等が有効であるかと思うが、こちらの取組はいかがか?④帰省時は荷物も多く、階段ではなくエレベーターを選ばれる方も必然的に増える。なるべく少人数での利用をお願いする為に、案内提示等の更なる工夫が必要。車内以上に密になるエレベーター内では、特に会話は控えて頂く必要があり、効果的な訴求を要望。エレベーターの操作ボタンもいつも以上に沢山の方が触れる事となるので、消毒の強化を要望。
⑤ポスター提示や車内アナウンス等で啓発を行っているが、まだまだ浸透はしていない。都道府県をまたぐ移動が活発になり、感染リスクも更に拡大する今、更なる緊張感を持って取り組んで頂くよう要望。
●上下水道局「雨に強いまちづくり」について
①上下水道局の令和元年度の決算概要が発表された。コロナ渦の中で、使用水量も大幅に減少し、水道料金・上下水道使用量収入は4~6月の3ヶ月間で前年度比マイナス8.9億円と大変厳しい経営環境。コロナ渦以前から節水社会が定着しており、水道事業を取り巻く環境は依然として厳しいものとなっている。決算概要についての、局としての総括はいかがか?
②令和元年度は中期経営プランの2年目として、老朽化した配水管更新のスピードアップや、「雨に強いまちづくり」にむけた雨水幹線の整備等を進めてこられた。昨今、局地的な集中豪雨が全国的に増えており、雨水幹線の整備を進めて頂いているにも関わらず、先日の大雨では、左京区でも浸水被害があった。京都市内での、水害件数はいかがか?
③岡崎地域でも浸水被害があり、流れをよくするための対策工事を、迅速に着工。昨今増えている局地的な集中豪雨では、「想定外」の雨量が見込まれ、「雨に強いまちづくり」では、この「想定外」の雨量に対して、どのように対応を進めていくのかが問われている。山間地の多い左京区では、台風シーズンを前に不安のお声を沢山頂くが、浸水被害の最小化の為に、取り組める事は何だと考えるか?
④「雨に強いまちづくり」に向けては、ハード・ソフト両面での取組が重要。一度浸水されたご家庭の方は「また浸水するのではないだろうか…」という不安感の中で生活をされており、市民の皆様に安心して生活して頂ける環境整備も上下水道局の大きな役割。ソフト面での対応は、いかがお考えか?台風シーズンを目前に、できる限りの予防対策を要望。
京都市会議員 豊田恵美