2021/09/18
叡山電車 鞍馬線全線運転再開
令和2年7月豪雨の土砂崩れで一部区間が不通となっていた叡山電鉄が、今日から約1年2か月ぶりに全線復旧しました。地域の皆様と運転再開の瞬間をご一緒できた事を、心から幸せに光栄に思います。
運休期間は、「交通」がいかに私達の日常生活を支えているかを地域の皆様と共に痛感する毎日であり、交通事業者の皆様に改めて感謝と敬意を表させて頂きます。運転再開に当たりご尽力を頂きました全ての皆様に、心から感謝御礼申し上げます。
運行できない間、自然を活用した新たな視点での森林政策も前に進みました。年間を通して湿度が高く涼しいという地域性を活かし、2017年から沿線の間伐などで得たクヌギやコナラの木でシイタケを栽培。18年に初収穫すると、乾燥させて1袋60グラムで駅での販売を開始されました。この1年間も社員の方が10人ほどが関わり、約750本の原木で栽培して販売実施。運休をもたらした大雨で被害を受けた木を含む約150本も新たに原木に加えることが決定されています。倒木で駅の看板も制作され、手作りされた木皿も乗客にプレゼントされます。運休とコロナ禍が重なり、路線の利用者は激減した。
コロナ禍前は年間750万人以上の利用者がいたかま、20年度の乗客数は約455万人と前年度の6割以下…
多くの観光客の皆様をお迎えする日が来る事を、地域の皆様と共に心から願っています。