2019/09/11
修学院学童保育所と明徳児童館について
9月11日に開会された教育福祉委員会におきまして、面積基準を満たしていない修学院学童保育所と明徳児童館についての質問を行いました。
京都市の答弁は動画をご覧下さい。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=ZxJH0VzfYeA&feature=youtu.be
【面積基準を満たしていない学童クラブの運営改善について】
京都市では、子育て支援施策の充実・強化を市政の最重要課題の一つに位置付けて、積極的な取り組みを進めておられ、6年連続となる保育所等待機児童ゼロとともに、8年連続となる学童クラブ事業待機児童ゼロを達成されています。学童クラブ事業については、平成27年の子ども・子育て支援新制度の導入に伴い、小学校3年生から小学校6年生までに対象上限学年を拡大すると共に、新たに設定した事業の設備・運営基準に基づく職員配置や新たな実施場所を確保する等の取組を順次進めてこられています。今年度の学童クラブ登録児童数は14,657人、前年度と比較すると581人増え、前年度比4.1%増となっています。共働きが当たり前となった現代社会において、今後、学童クラブのニーズは更に高まっていくと考えられます。
【修学院学童保育所】
①まず初めに、学童クラブを利用する子どもが過密となっている施設への対応について、質問をさせて頂きます。
学童クラブでは、国が定めた面積基準では児童1人につきおおむね1.65㎡以上が必要と数値設定されており、これを下回る事がないよう実施場所の確保を図るよう求められています。左京区内におきましては、16カ所の児童館と学童保育所がありますが、現在、明徳児童館と、修学院学童保育所の2カ所におきましては、国の面積基準を下回っており、利用されている保護者の方、そして利用している児童達から、改善に向けての要望を沢山頂いています。修学院学童保育所におきましては、今後どのような対応をお考えでしょうか?
過密となっている施設への対応について、
①小学校の余裕教室の活用
②近隣の公共施設や民間物件の利用
③プレハブ設置を含めた増築等
明確な優先順位を付けて取り組んで頂いているという事は理解ができました。
小学校の余裕教室の活用は、国のプランにおいても徹底活用が勧められておりますので、
修学院児童館におきましては、余裕教室の活用に向けて、今後も積極的に取り組みを進めて頂きますよう要望をさせて頂きます。
【明徳児童館】
②明徳児童館におきましては、今後の改善に向けての取り組みは、いかがでしょうか?
「京都市児童福祉法に基づく事業及び施設の人員、設備及び運営の基準等に関する条例」
において、設備・運営基準には5年間の経過措置が設けられておりますが、今年度末で経過措置が切れる状態であります。小学校の余裕教室の活用ができない明徳児童館におきましては、近隣の公共施設や民間物件の利用や、プレハブ設置を含めた増築等、今後も改善に向けて、早急に取り組みを進めて頂きますよう要望をさせて頂きます。
京都市内全体で見ても、面積基準を満たさない施設、人員配置基準を満たさない施設が、それぞれ十数箇所あり、年度内の対応が必要となっております。迅速な対応を、要望させて頂きます。
設備の綺麗さや、施設の広さが違っても、利用料金は同じであるという点で不公平感を持たれる保護者の方が非常に多い現状がありますが、京都市は全国的にみても学童クラブに大きな予算を投入しており,現行程度に利用料金の額を抑えられている点を、皆様にご理解頂けるよう、今後も丁寧な説明を重ねて頂く事を求めさせて頂きます。京都市独自の負担を行う事により、本年度は42憶円の児童館・学童クラブ運営関連予算を確保して頂き、職員の処遇改善、職員配置や実施場所の確保等、事業の充実を図って頂いている点は、大きな評価をさせて頂きたいと思います。「子育て環境日本一・京都」の実現に向け、今後も学童クラブ事業の更なる充実に努めて頂きますよう求めさせて頂き、質問を終わらせて頂きます。
京都市会議員 豊田 恵美