2020/12/31
令和2年大晦日
令和2年も、残す所あとわずかとなりました。「想定外の災害」とも揶揄される新型コロナウイルスにより、世界中が大きく激動した1年でした。生命と健康の大切さを改めて感じると同時に、自分自身の無力さを痛感する1年でもありました。政権政党として批判は真摯に受け止めます。しかし、批判だけでは、コロナ対策もまちづくりも前に進まないという事に、皆様お気づき頂けたかと思います。「社会の為に、私に何かできる事はないだろうか?」沢山の皆様が、自ら社会の為に活動をして下さり、私も自分自身が出来る事に地道に取り組みました。「微力かもしれないが、無力ではない」と信じて…コロナ禍の中で取り組んだ、主な活動をご紹介します。
【①子育て家庭への食品配送&見守り活動】
コロナ禍の中で、特に問題視された児童虐待と子どもの貧困対策。支援を必要とする家庭へ、食材等の物資を直接お届けし、必要な支援に繋げるという新しい取組です。京都市社会福祉協議会とライオンズクラブの皆様と協定を結び、スピード感を持って左京区で新しい取り組みを始められた事は、京都市にとって大きな前進でもありました。(12月22.23日に左京区内の34世帯に配送済。)
https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000277082.html
【②各種証明書等の交付手数料無料化 】
(令和3年3月末まで)
新型コロナウイルス感染症により経済的な影響を受けた方が、貸付や融資、助成金等の支援制度等を利用する際に必要となる各種証明書等の交付手数料。京都市は1通350円ですが、数百円でも市民の皆様のご負担を免除したいとの熱い想いで提言をし無料化実現。(10月末までで82.242件、28.784.700円の無料化実現)
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000276997.html
【③医療用マスク等の物質寄贈の橋渡し】
民間団体やNPOや個人の方々から物質ご寄贈のお申し出を頂き、行政や医療・教育福祉施設等へのお繋ぎをしました。ご寄贈をお繋ぎしたマスクは、10万枚を超えました。
【④新型コロナ支え合い基金への橋渡し】
医療機関・医療従事者をはじめ、新型コロナの影響を受けておられる市民や事業者の皆様への支援や感染拡大防止に活用させて頂く為、ご寄付の橋渡しを多数行いました。
https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000269203.html
個人的には、仕事と家庭と育児(長女小3)の両立に、今まで以上に苦労した1年でもありました。新型コロナウイルス感染症に伴う自粛期間と休校期間は、子育てのあり方、夫婦のあり方を改めて考え直す、意味のある時間でもありました。
「子どもを預ける場所がなければ、仕事に行けない…」
私自身も直面した、リアルな恐怖。シンプルすぎるこの課題を解決しなければ、「真の女性活躍」は実現しないと改めて体感しました。
「保育園は、社会に必要
98%の保護者が再認識されたように、子育て世代、共働き世代の核家族夫婦にとって、保育機関、教育機関、地域の皆様のお支えが、いかに心強いかを体感する毎日でもありました。感染症対策の最前線に立つ医療従事者の皆様にもお子様がおられ、保育施設が「社会の重要な役割」を果たしていることも、改めて浮き彫りになりました。この間、様々な現場にお伺いし、沢山の市民の皆様と意見交換を重ねさせて頂きました。皆様の生活の声を、これからもしっかりと京都市政に届けます。来年も左京区の為、京都の為に懸命に働く事を誓います。来年も、皆様の旧に倍するご指導ご鞭撻を宜しくお願い致します。令和3年が、皆様にとって輝かしい年であります事を心からお祈りしています。
京都市会議員 豊田 恵美