活動報告

2019/10/14

京都市登録無形民俗文化財 八瀬赦免地踊

江戸時代中期より約300年もの間、八瀬で伝承されてきたお祭です。
かつて後醍醐天皇の叡山御潜幸(えいざんごせんこう)を警護した功績により、八瀬の村人は年貢等免除の御綸旨(ごりんじ)を下賜(かし)されました。その後1707年、比叡山との山門結界(けっかい)争いが起こった際、村人の権利を守る裁定を下した時の老中、秋元但馬守(あきもとたじまのかみ)への感謝を込めて奉納されてきました。
祭の主役は細密な透かし彫りを施した切子灯籠と、御所染めの刺繍を施した衣装をまとい、美しく化粧をした灯籠着(とろぎ)と呼ばれる13歳から14歳の少年たち。彼らがこの灯籠を頭上にいただいて、神社へ踊りを奉納します。

地域の皆様と、神聖な夜を過ごさせて頂きました。

京都市会議 豊田 恵美