活動報告

2022/06/15

京都市会6月市会が開会

本日、6月市会が開会されました。

国の「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」の第二弾として拡充された新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金等を活用し、コロナ禍や原油価格・物価高騰等の影響を受け、困難に直面されている方々へのいのちと暮らし、生業を守るため、セーフティネットの強化、子育て世帯等への生活支援や幅広い中小企業・小規模事業者等への支援を行うための補正予算が提案されました。

本会議の後、予算特別委員会が開会され、都市計画局に対して、「地域公共交通における運行維持確保緊急対策事業」について質疑を行いました。

○「地域公共交通における運行維持確保緊急対策事業」

補正予算額:7,400万円(財源:臨時交付金7,400万円)

※コロナ禍の影響を受け旅客数が減少し、厳しい経営状況にある公共交通事業者について。燃料費高騰分等を踏まえ、運行維持に向けた支援を行うものです。左京区の山間部では利用者が少ないにも関わらず、叡山電車さんと京都バスさんには、厳しい経営状況の中、市民の足を守るため、「交通事業者としての使命感」を持って運行を継続して下さっています。交通事業者の皆様に対して、行政として、今後もきめ細かなサポート業務と、国への要望を、引き続き、続けていってもらうことを求めました。※写真は、叡山電車が1年2ヶ月振りに全線開通し、豊田社長と市長表敬訪問をご一緒させて頂いたときのものです。

質問の詳細は以下です。

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【都市計画局】

「地域公共交通における運行維持確保緊急対策事業」について

① 私の地元左京区では、叡山電車さんと京都バスさんに地域交通を力強くお支えを頂いています。昨年9月には1年2ヶ月ぶりに叡山電車の全線開通が実現し、地域の皆様と一緒に開通の瞬間をお喜びさせて頂きました。この夏は、貴船・鞍馬地域への観光回復も期待を寄せているところではありますが、今回の補正予算にも上がっている燃料費高騰を含めて、様々な課題を抱えておられます。鉄道事業者としては、依然として抜け出せないコロナ渦の影響に加え、燃料費高騰だけはなく、動力費(電気代)や、資機材の価格も高騰しており、それぞれの資機材納期遅れの問題等も健在化しているとのことであります。鉄道業界において、資機材納期遅れは、運行にも多大な影響があり、経営においても大きな負担がかかっているのが現状です。今回の補正予算は、燃料費高騰分の2分の1程度を補助する事業でありますが、燃料費高騰だけではなく、資機材の価格高騰、資機材の納期遅延も健在化しているという現状について、都市計画局としてはどのようにお考えか?

② 資金援助等のハード面での支援は難しくても、サポート業務等のソフト面での支援は行っていけるかと思いますが、見解はいかがか?

③ 「原油価格高騰に対する緊急対策」が時限的、緊急避難的な措置であることを踏まえつつ、1人でも多くの皆様に地域公共交通を利用頂き、交通事業者を支えて頂けるように、取組を進めていかなければならないかと思います。感染症対策と両立しながらではありますが、地域公共交通の利用促進も進めていかなければならないかと思います。利用促進にあたっては、産業観光局や、交通局との連携も進めていかなければならないかと思いますが、どのようにお考えでしょうか?

【要望】

左京区では、1年2ヶ月間、叡電(市原~鞍馬間)の運行が止まり、地域交通がいかに私達の市民生活を支えているかを、体感しました。左京区の山間部では利用者が少ないにも関わらず、叡山電車さんと京都バスさんには、厳しい経営状況の中、市民の足を守るため、「交通事業者としての使命感」を持って運行を継続して下さっています。交通事業者の皆様に対して、行政として、今後もきめ細かなサポート業務と、国への要望を、引き続き、続けていってもらうことを求めます。