活動報告

2019/01/07

「小1の壁」に直面する冬休み

子育て期のワーキングママの皆様、長い冬休みを無事に乗り切られましたでしょうか?社会で議論をされている「小1の壁」。まさに私にも小1の娘がおり、子供の長期休暇と仕事の両立はかなり厳しいと体感する冬休みを過ごしました。ポスター貼りも地域回りも、小1の娘を連れて毎日一緒に活動しました。

子供の頃は冬休みがあんなに待ち遠しかったのに、母親になった今、小学校の冬休みはむしろ恐怖だったりします。膨大な宿題を、私は一体いつ見てあげればいいのだろう…。

仕事を頑張りたい自分と、妻として母親としても頑張りたい自分。その板挟みで、心折れそうになる時が多々あります。この心情は私だけではなく、子供の長期休暇に不安を感じている共働き親は、なんと75%にものぼります。

長期休暇に代表されるような、小1の壁の根本的な問題は何なのか。それは、小学校の仕組みそのものが共働きを前提に設計されていないことにあります。せっかく保育園で乳幼児期を乗り切った子育て期の母親が、子供の小学校入学で心が折れて転職や離職といった選択をするケースが決して少なくないのが現状です。これだけ働くママが増えた現代社会の中で、学校運営も変わっていかなければなりません。企業には、就業時間の柔軟性、「小1の壁」の理解促進等が求められていますが、それ以上に小学校を運営する自治体側のサポート体制が喫緊の課題です。日本では、出産をきっかけに離職する女性が60%という状況が長年続いてきました。2020年に女性管理職30%を国が掲げる一方で、管理職候補の女性層が育っていないのが多くの企業の実情です。女性活躍はきれいごとや流行ではなく、人口減少社会における最重点課題だと考えています。

放課後児童クラブの更なる充実、民間より安価な行政運営の長期休暇プログラム、病児預け入れシステムの構築等、京都市としても取り組める点が多々あり、充実に向けて全力を尽くしたいと思っています。