2020/11/01
「大阪都構想」二度目の否決
賛否を問う住民投票の結果、「大阪都構想」は二度目の否決をされました。大阪市は、政令指定都市として存続することが決定しました。ご支援を頂きました全ての皆様に、心から感謝申し上げます。
世界的にも大変なコロナ禍の中、長期間に渡り、大阪市のみならず広域に渡り地域をお騒がせした事を、この場をお借りして改めてお詫び申し上げます。
「反対」 69万2996票
「賛成」 67万5829票
前回に引き続き結果は僅差でありますが、10年間続いた大阪都構想の議論は、事実上これで決着です。多額すぎる経費を投じて実施された住民投票…もう3度目は絶対にあってはなりません。市民生活と向き合い、市民サービスの向上に全力を注いで頂きますよう、心からお願い申し上げます。
投票率は62.35%
これほどまでに投票率の高い選挙は他にはなく、自らの1票が身近な生活や地域の将来に影響を与えるという経験を積み重ねてきたのは、大阪市民が全国で唯一です。大都市の課題に真剣に向き合った大阪市民の要求に応えられるよう、議会では今まで以上に真摯な議論が求められます。東京一極集中打破を掲げて伸長してきた大阪維新は、この先どこへ向かうのか。今の自治制度の中で、どう大阪をよくしていくのか。大阪には、まだまだ課題が山積しています。
同じ政令指定都市である京都市にも、課題は山積しています。京都市会議員として、市民の皆様と共に「大都市京都のあるべき姿」を、今後も力強く希求し続けてまいります。この大選挙を、他の政令指定都市の先生方と共に戦えた事は、とても貴重な経験になりました。ありがとうございました。
京都市会議員 豊田恵美