2021/01/29
京都市バス 新型車両導入スタート!
新型コロナウィルス感染症感拡大防止の新たな取組として、1月15日から新しい仕様の市バス車両の導入が始まりました。3月末までに、合計58台が導入されます。この取組は、「単なる新型車両の導入」ではなく、通常の車両更新時に「コロナ対策を強化した車両が導入される」というものです。交通局の皆様のご尽力で、通常車両より低コストでの導入が実現しています。
京都市交通局では市バスの使用年数を18年としており、廃車までに平均して60万kmを走行します。(自家用車に置き換えて考えると、すごい距離ですね。)この年数を超えて使用すると、整備に必要な部品入手が困難となり、使用できない車両が増加します。市民の足を守る為には、ダイヤ通りの運行が重要であり、安全面や経費面の観点からも、毎年一定数の車両更新は必要不可欠です。更新しなければ、京都市の交通インフラは大変な事になり、市民の皆様の安心・安全は確保できません。
【現車両との違い】
①換気扇を2台から3台に!従来の2台でも十分でしたが、3台にすることで、更に車内の換気能力を向上させ、市民の皆様により安心してご利用して頂くための取組です。
②座席シートに抗ウイルス加工生地導入!シート生地に抗ウイルス剤を染み込ませた耐久性の高い生地が採用されています。
③最前列の座席を荷物置き場に!お客様と運転士相互の感染予防対策の為、最前列の座席を荷物置き場に変更しています。
新型車両は、随時市内での走行がスタートしています。乗車の際は、またご感想をお聞かせ下さい。現車両の感染予防対策も、しっかり継続中です。換気扇を常時稼働させ、車内の窓の一部を開放。バス停停車時の扉開閉と合わせて、車内の空気は概ね2分で外の空気と入れ替わっています。安心して、市バスをご利用下さい。
京都市会議員 豊田恵美