2020/08/09
嵯峨嵐山夏まつり
5月議会で可決された「商店街緊急補助支援金」をご活用頂き、「嵯峨嵐山夏祭り」が開催されました。「商店街緊急補助支援金」は、商店街の感染対策備品や事業運営を、京都市が最大200万円支給するというもので、この支援金を活用して開催される商店街イベントは、本事業が初めてです。京都市産業観光局(地域企業イノベーション推進室)が所管をしており、産業交通水道委員として、個人視察に伺わせて頂きました。「コロナと真正面から向き合うしかない」嵯峨商店街 加藤理事長の力強い言葉には、ただならぬ覚悟と信念を感じました。コロナウイルスの影響で、観光客が激減した嵯峨嵐山。この事業は、現状を少しでも打破し、地域経済の刺激として期待が高まる一方、人を集める事に対する不安の声もあり、実施の可否については、京都市と何度も協議を重ねられました。経済活動と感染対策の両立を模索する中、「感染防止ガイドライン」が発表され、ガイドラインに沿った感染対策を行い、来場者にはマスク着用や一定の距離を保つことをアナウンスする事を決め、開催に踏み切られました。地元右京区の井上よしひろ議員と与一郎先生も、運営に携わられており、地域の絆を感じる温かい事業でした。「新しい観光のあり方」「新しい商店街のあり方」を模索する京都。イベントをしたくても感染が怖くて開催に踏み切れない商店街も多く、少しでも不安を取り除けるよう支援していく事が、私達行政の大きな役割です。今後も市民の皆様の幅広い支援に繋がるよう、委員会でも議論を深めてまいります。
京都市会議員 豊田 恵美